遺言を家族に作成してもらいたい場合はどうすればよい?

遺言書

遺言書がない!トラブルの元

遺産相続でのトラブル体験談の多くは、遺言書のないケースです。つまり生前に遺言書を作成しておけば、残された家族は遺産相続トラブルに巻き込まれなくてすむのです。

今回は親に遺言書を書いてもらいたい場合のケースについてお話すます。

Rさんの母親はすでに他界しており、残った父親に生前元気なうちに遺言書を作成してもらいたいと考えています。しかしなかなか話を切り出すことができずにいます。このような場合はどのように話を持っていけばよいでしょうか?遺言にはタイミングが重要になります。まずは父親に遺言書の重要性を分かってもらうことが必要です。遺言がないと、家族は困ると父親に思わせるのです。遺言書がないと手続きが難しくなる、家族間でのトラブルがおこりやすいということをしっかりと理解してもらいましょう。手続き方法など難しい話は、Rさん本人がするよりも、弁護士や税理士に任せた方がよいでしょう。また遺言の講習会などに参加してもらうのもいいかもしれません。

相続登記の方法についての体験談

遺産相続の手続きに必要なものはそれぞれのケースによって異なりますが、今回は相続登記の体験談をご紹介しましょう。

Fさん(男性)の父親は、不動産を残して亡くなりました。相続人にはFさんの母親とFさん、さらにお嫁にいったFさんの妹がいます。Fさんの妹は、父親と母親の世話をしていたFさんが不動産の名義人になればよいと言っているのですが、この場合どうしたらよいでしょうか?今回のケースでは遺言書がないため、亡くなった父親の遺産は母親、長男、長女で話し合いをして分割の方法を決めなければなりません。これを遺産分割協議といいます。話し合いをしたら、その内容を遺産分割協議書と呼ばれる書類にまとめなければならないのです。遺産分割協議書の作成は素人ができるものではありません。専門的な法律知識が必要になるので弁護士か税理士に行ってもらいます。不動産の名義変更に関してはこの遺産分割協議書に基づいて法務局に相続登記を申請するのです。