遺産相続を兄弟姉妹に渡さないようにすることはできるの?

遺産相続はどこまでが相続人なのかがよく分からないという人が多いでしょう。自分だけが遺産相続だと思っていたら、親戚も相続人で話し合いがややこしくなったという人もいるかもしれませんね。今回は相続人の範囲についてCさんの体験談をもとに考えていきましょう。

相続人の範囲と親せき

Cさんは夫と2人暮らし。夫との間には子供もいませんでした。またCさんの夫の両親はすでに他界しており、最近夫も病気により亡くなってしまいました。49日の法要もすみ、ひと段落したとことで夫の遺産相続の手続きを始めることにしたCさん。Cさんとしては夫の両親もおらず、子供もいないので相続人は自分1人だけだと思い込んでいました。しかし法要が終った後、夫の兄弟から遺産相続の話を持ちかけられたのです。

Cさんの夫の兄弟は、夫の遺産を相続することはできるのでしょうか?

Cさんの体験談では、相続人はCさんだけと思い込んでいますが、夫の兄弟や姉妹も相続人になることを忘れてはいけません。

いくら夫婦2人で築いてきた財産であったとしても、夫の兄弟姉妹が相続する権利があるのです。

一般的には兄弟が相続したいと言ってくるケースは少ないかもしれません。しかしCさんの場合は兄弟も遺産を欲しがっているようです。法律上では配偶者と兄弟や姉妹が相続人になるときの法定相続分は配偶者が4分の3、兄弟が4分の1と言われています。夫が残した遺産は預貯金と土地、家になりました。そこで家や土地はCさんが相続をして、預貯金の多くを兄弟が相続することになったのです。

Cさんとしては預貯金も自分のものだと思い込んでいたので本当にびっくりしたそうです。夫婦2人の遺産を他の人に相続させないためには夫婦がお互いに遺言書を作成しなければなりません。遺言書に妻や夫に全ての財産を相続するといった旨を記しておくと全ての財産を想像することができます。

このような遺言書が合っても遺留分があるので、全てを相続することは不可能では?と思うかもしれません。しかい兄弟や姉妹に限っては遺留分がないので遺言書の効力は強いものになるのです。兄弟や姉妹に遺産を相続させたくないのであれば、生前にきちんと遺言書を作成しておくことをおすすめします。まずは弁護士や税理士の事務所で遺言書作成のアドバイスをもらうとよいでしょう。また家族の状況や財産が変わった場合などは、遺言書も新しいものに変えておく必要があります。何か違う状況になった場合には、内容をその都度確認して見直していきましょう。